地球温暖化で日本に来る台風が変化する?







毎日のように地球環境問題に関するニュースや、
話題が取りざたされているが、いざ自分達に何ができるのかと言えば、
明確にこれというものは、ありそうでなかなかないものだ。



ゴミの分別や排水に関することぐらいだが、
一人ひとりの家庭でできることは、
全体からすれば氷山の一角で、具体的な効果は見えづらく、
毎日続けるのは億劫になってくる。



しかし、地球温暖化に伴う気候の変化は、
確実に日本に影響を与えている。



例えば、以前にはなかった局地的な豪雨が頻発していること、
台風の長期化も、その1つである。



台風が暴風雨や高潮により、大きな被害をもたらす一方で、
水資源の貴重な供給源でもある。



従って、地球温暖化の影響で日本に近付く台風の個数や強さが、
どのように変化するかは、私たちにとって重要な問題だ。



台風が日本に接近する確率は、西太平洋域の、
どこで発生するかによるところが大きい。



例えば、フィリピン近海で発生した台風の多くは、
東南アジアや中国に向かうが、その東方で発生した、
台風のほとんどは、日本にやってくる。



これが将来地球温暖化によって、海域が少し東に移動するため、
移動経路にも変化を与え、日本への台風接近数は、
減少するという予測結果が出ている。



しかし、接近数は減少しても、温暖化時は、
台風のエネルギー源である、大気中の水蒸気量が、
増加すると考えられており、従来考えられなかった規模の、
暴風・豪雨災害が引き起こされる可能性がある。



特に温暖化時には海面水位上昇も予想され、
台風が強化されていることもふまえると、
島国である日本の海岸線の防災強化は、急務と言えるだろう。



気象に関することは不確実性も多いが、注意を怠ってはいけない分野の1つだ。





地球温暖化とエネルギー安全保障







地球温暖化を考える際に避けては通れないのが、エネルギー問題である。



とりわけ、石油を中東からの輸入に頼ってる日本にとっては、
エネルギー安全保障がきちんとなされているかどうかは、大きな関心事だ。



例えば1973年のオイルショックの際は、街角からネオンが消え、
トイレットペーパー買い占め問題など、狂乱物価と称された、
インフレに繋がっていった。



オイルショックが起きた原因は、中東戦争と大きな関係があったわけで、
今後も同様のことが起こる可能性はある。



2011年には、チュニジアやエジプトなど中東諸国で、
民衆革命が起き、独裁体制が打倒され、
”アラブの春”と呼ばれた出来事は、記憶に新しい。



もっとも、民主化が実現したはずの国で、新たな内部抗争などが起こり、
泥沼化しているケースもあるなど、中東をめぐる情勢は、
いつの世も不安なものがある。



また、かつては先進国の援助の対象だった、途上国と呼ばれた国達が、
現在は、新興国と評されるようになり、世界市場の中で、
日本の強力なライバルとなっている。



今後ますますその傾向は強まり、
国際的な力関係のバランスは、かなり変化すると予想される。



経済力と温暖化対策は、場合によっては、
反比例することもあり得るものだ。



というより反比例せざるを得ない。



産業に力を入れれば入れるほど、いくらエコに力を入れたところで、
排出される二酸化炭素などは、増えざるを得ないからだ。



環境に配慮することは当然だが、それを優先するあまり、
国力が低下しては、これからの国際社会を生き抜いていくのは難しい。



ましてや、民主主義が根付いていない国が跋扈しようものなら、
余計温暖化は進んでしまうだろう。



バランスを取った難しいかじ取りをこなしていくことが、
日本だけでなく世界のためになる。



企業が、グローバルな視点を持つことが当然になっている今、
国民一人一人においても、同様の視点を持たなければいけない時代に、
なってきていることを噛みしめたい。