高まる環境問題への関心



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日本は戦後、世界に類を見ないスピードで、
経済発展を遂げ、先進国としての地位を確立していった。



しかし、その負の部分として、主に1960年代に、
水俣病や四日市ぜんそくなど、公害問題が起こったことは忘れてはならない。



法律の制定や公害防止技術の進展によって対策が進み、
部分的には改善されたものの、アスベストなどの新たな公害問題もあり、
今後もいろいろ発生する可能性もある。



こうした大気汚染や水質汚染は、先進工業国の局地的な問題と考えられてきたが、
現在では、地球全体の環境問題が大きくクローズアップされている。



その1つが、『地球温暖化』に関する問題だ。



書店に行けば、「環境問題」「地球環境」という言葉が、
含まれている書籍は簡単に見つかるし、
テレビや新聞でも盛んに報道されている。



かつては、あまり関心のない他人ごとだった環境問題が、
自分たちのこととして考えられるようになったのは、
1980年代半ば以降のことで、比較的最近のことだ。



その理由は、本当に地球温暖化との関連があるかどうかはさておき、
氷河が溶け出したり、海面上昇が起きていたりと、
目に見える変化が著しくなったためである。



つまり、環境の悪化が単なる予測ではなく、
現実味をかなり帯びてきたからなのだ。



日本の魅力の1つは四季にあるが、
最近では極端に暑くなったり寒くなったりで、
春と秋の時期が以前より短くなっているのは、
多くの人が感じていることだ。



オゾン層の破壊や酸性雨など、1つ1つの環境問題がバラバラではなく、
相互に関連して、地球環境に影響を与えているのは間違いない。



今後も決して他人事と思わず注視していく必要があるだろう。